酒さ様皮膚炎になってよかったと思うことはあまりないのですが、ただ、スキンケアを見直すきっかけになったことは確かです。
スキンケアについて改めて考え直し、自分なりに色々と調べ、そして、現在のスキンケア方法に落ち着きました。
それまでのスキンケアに対する考え方を変えることができたのは、酒さ様皮膚炎になったおかげだと思っています。
今回は、わたしが酒さ様皮膚炎になって変えたスキンケア方法をご紹介したいと思います。
スキンケア方法を変えたきっかけ
わたしがスキンケアを変えたのは、皮膚科の先生に無添加せっけんで洗顔するように言われたことからはじまりました。
まずこれがきっかけで、スキンケアについて自分なりに調べるようになったんです。
それまでは「クレンジングオイル→洗顔フォーム→化粧水→乳液→美容液→クリーム」というような流れで、普通に化粧品メーカーがすすめているような感じに一通り使用していました。
シワやシミ、美白、毛穴などにいいと聞けば、そこにどんどん追加して使っていました。
しかし、酒さ様皮膚炎を発症すると、スキンケアどころではなくなりました。
顔を普通に水でパシャパシャと洗うことすら難しく、ましてや顔に何か塗ろうなんてありえない、というような状態です。
とてもとても長い時間をかけて、酒さ様皮膚炎の症状はゆっくりと改善していきました。
その中でわたしは「化粧品を使わなくても意外と大丈夫なんだなぁ…」と思ったんです。
それまでは、化粧品を使うのは当たり前のことで、何も使わないなんて不安で仕方ないと言いますか、そもそも使わないという選択肢はなかったと思います。
こういった経験から、わたしのスキンケアに対する考えは大きく変わりました。
現在のスキンケア方法
スキンケアで気をつけていること
スキンケアを見直してから気をつけていることがあります。
- 「むやみに顔を触らない、こすらない、色々とやりすぎない」
- 「化粧品は全成分をチェックする」
- 「肌の悩みを化粧品ですべて解決しようとしない」
肌を触ったり、こすったりし過ぎると、ターンオーバーが乱れ、バリア機能も不十分になることがあるそうです。
さらに、摩擦ダメージによって、色素沈着(シミ)も増えていく。
また、摩擦は酒さを悪化させる可能性もあります。
肌を触るとき、化粧品を使うときなどは、なるべく優しく優しく、こすらないように気をつけています。
使う化粧品は、全成分を必ずチェックするようになりました。
それまで使用していた基礎化粧品は、保湿剤の中にピーリングの成分が含まれていたんです。
肌に刺激を与える可能性があるので避けた方がいいといわれますが、知らずにずっと使い続けてしまった…という経験があります。
今までは、化粧品で肌の悩みを解決できると思っていましたが、そうではないことに気がつきました。
現在は、化粧品によるセルフケアは保湿と紫外線対策だけでいいと考えています。
それ以上のことは、皮膚科医に相談して適切なケアを受ける方が、安全で効果もあると思います。
そして、外側からのケアも大切だと思うのですが、内側からの栄養補給がとても重要であると考えています。
スキンケアの流れ
使用しているものはたったこれだけです。
- 無添加せっけん
- ワセリン
- 日焼け止め
朝は、ぬるま湯で洗顔→ワセリン→日焼け止め
夜は、無添加せっけんで洗顔→ワセリン
メイクも何もしないときは、夜もぬるま湯で洗顔するだけです。
これでスキンケアと呼べるのか?という感じですね…
でもシンプルスキンケア最高です!
あれこれ塗らないので楽ですし、お金も全然かかりません!
洗顔は無添加せっけん
スキンケアを見直してからクレンジングオイルは使用せず、洗顔は無添加せっけんだけです。
使用しているのは「せっけん素地100%」のものです。
せっけんの洗顔については賛否両論あるのかなと思いますが、わたしはトラブルなく使用できているので、皮膚科の先生にすすめられてからずっと使っています。
無添加せっけんも色々なメーカーのものがあります。
今まで色々なメーカーのものを試してみたのですが、今は「牛乳石鹸の無添加せっけん」に落ち着きました。
せっけんは洗浄力が高いと言われますが、やはりクレンジングオイルと比べると落ちにくいと感じます。
でも、わたしは多少落ちなくてもそのままにしています。
何度も洗って無理やり落とそうとしても肌に負担をかけるだけだからです。
ただ、アイライナーとかマスカラとかは落ちないと困ることもあると思います。
そういった場合は、落ちにくいアイメイクだけクレンジングするというのがいいのではないかと思います。
ワセリン
保湿剤として何を使えばいいのかわからなかったので、とりあえず使い始めて、結局そのまま使い続けています。
洗顔後に、顔に水分が残っているところに塗ってしまっています。
ワセリンを手のひらに取って、両手をこすり合わせるようにして手のひらに伸ばします。
そして、優しく押さえるような感じで顔に手のひらをのせて塗っています。
ワセリンは角層上に皮脂膜を張り、水分の蒸発を防ぎ、外的刺激から皮膚を保護してくれます。
ワセリン自体に保湿する力はないのですが、角層内には浸透しないので、角層の構造に悪影響を及ぼすことがありません。
ただ、塗るとベタベタするので、使用感はよくないと思います…
酒さ様皮膚炎になると「やっと症状が落ち着いてきたのに合わない化粧品を使ってまた症状が悪化したらイヤだなぁ…」という気持ちがあります。
「自分が納得して安心して使うことができて、なおかつ、それが自分に合う」という化粧品を見つけるのは大変なことだと思います。
何を使ったらいいのかわからない!というときは、とりあえずワセリンを使ってみてはいかかでしょうか?
ワセリンも色々あるのですが、わたしが使っているのは「サンホワイトP-1」です。
サンホワイトは白色ワセリンなのですが、一般的なワセリンをさらに精製して不純物を取り除いています。
そのため、酸化しにくく安定した、高品質な白色ワセリンとなっています。
ワセリンを使うならこのサンホワイトがおすすめです。
わたしは、400gのボトルで購入して、小さい容器に小分けにして使っています。(これが一番お得です…)
他にもチューブタイプもあります。
最近見つけましたがポンプ式もあるみたいです。
より衛生的に使いたいということであれば、チューブやポンプ式がいいのではないかと思います。
日焼け止め
日焼け止めもスキンケアのひとつになっています。
酒さは紫外線によって悪化すると言われていますので日焼け止めは必ず塗っています。
保湿成分が入った日焼け止めを使用して、保湿のスキンケアも日焼け止めでやってしまっています。
わざわざ保湿剤を使わなくても、外出するときは必ず日焼け止めを塗るので、保湿成分が入っている日焼け止めにすれば、そもそも保湿剤を別で塗らなくてもいいんじゃないか?と思ったんです…
これは、冬にワセリンだけでは昼間どうしてもカサカサしてしまうことがあって、やっぱり何か保湿剤を使わないとダメかな…と悩んでいたときに思いついたのでした。
日焼け止めを変えてからカサカサも落ち着きました。
以前使っていた日焼け止めは「ノブ UVミルクEX」でした。
これはお湯でも落とせるというところがポイントで、酒さ様皮膚炎がある程度落ち着いてきたときに、ちょうどいいなと思って使っていました。
ただ、ひとつだけ気になる成分が入っていて、それが使っている上で心配な要素でした…(これに関してはまた別の記事にしたいと思います。)
現在は「ノブ モイスチュアベースUV」を使っています。
紫外線吸収剤不使用、無香料、無着色です。
こちらはせっけんで落とせるタイプです。
保湿成分として、スクワラン、ヒアルロン酸Na、リピジュアが配合されています。
全成分表示
水、シクロペンタシロキサン、BG、スクワラン、酸化チタン、ステアリン酸ソルビタン、PEG-75、イソステアリン酸PEG-60グリセリル、酸化亜鉛、ポリクオタニウム-51、ヒアルロン酸Na、トコフェロール、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、PEG-10ジメチコン、キサンタンガム、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ハイドロゲンジメチコン、ベヘニルアルコール、ポリソルベート60、ヤシ脂肪酸スクロース、ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、含水シリカ、水酸化Al、メチルパラベン
スキンケアを変えてからの肌の調子
以前は化粧品メーカーの謳い文句を信じて、あれこれ使っていましたが、キレイといえるような肌ではありませんでした。
使っても使ってもキレイにならなかった気がします。
酒さ様皮膚炎を治療して、赤みやブツブツが改善しても、半年~1年間くらいは、皮むけというのでしょうか?皮がうろこみたいに見える感じなんですが…それがずっと続いていたと思います。
その皮むけも、いつの間にかよくなって、今は、色々と化粧品を試していたときよりも、肌の調子はいいように思います。
最後に
今回ご紹介したスキンケア方法は、あくまで一例に過ぎませんので、ご参考程度にお読みいただければと思います。
ただ、肌の調子がなぜかよくないという方は、一度スキンケアを見直されるのもいいのではないでしょうか?
酒さや酒さ様皮膚炎を皮膚科で治療されている方は、スキンケアについては主治医の先生とご相談されるとよろしいかと思います。
以上、酒さ様皮膚炎になってから変えたスキンケア方法でした。
お読みいただきありがとうございます。
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