わたしは、頬にうっすらと赤みがあって、いつもチークを塗っているみたいな感じです…塗っていないんですけど。
その赤みは、酒さという病気によるものなんですが、わたしはその酒さになってからベースメイクを変えました。
今回は、そのベースメイクについて書きたいと思います。
ベースメイクを変えた理由
わたしがベースメイクを変えたのは、なるべく肌に負担がかからないようにしたいと思ったからです。
それまでは、普通のパウダーファンデーションやリキッドファンデーション、クリームファンデーションにBBクリームなど、色々と使っていました。
しかし、酒さは、特定の化粧品やメイクがその要因になっている場合もあると言われているので、わたしはそれまで使用していたものは一切やめることにしました。
そして、今まではメイクを落とすのに、クレンジングオイルを使っていたのですが、今は無添加石けんの洗顔だけにしているので、メイクも石けんだけで落とせるものに変えることにしました。
実は、今の普段のメイクは、日焼け止めを塗って→フェイスパウダーを少しポンポンとやって→アイブロウを書いて、それでおしまいです…
簡単3ステップです!
その理由は、色々やるとそれだけ顔に触ることにもなりますし、必要最低限のことだけしていればいいと思っているからです。
いや、本当はただ面倒なだけかな…
そんなわたしも、たまには頬の赤みを消したり、きれいにメイクをしたいというときもあります!
肌に負担がかからなくて、石けんで落とせるベースメイクということで、どういったものがいいのかなぁ?と思っていたのですが、まず頭に浮かんだのは「ミネラルファンデーション」でした。
ミネラルファンデーションとは
ミネラルファンデーションは、1976年にアメリカで誕生しました。
それは、細かく粉末にしたミネラル(鉱物)だけから作られたパウダーファンデーションで、アメリカの皮膚科や形成外科の間で、手術後や火傷痕にも使える化粧品として使用されていました。
それがハリウッドセレブの間で話題になったことで、一般にも広く知られるようになったそうです。
なぜミネラルファンデーションがいいのか?
ミネラルファンデーションは、主に成分がミネラルだけで構成されています。
代表的な成分としては、マイカ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄など。
一般的なファンデーションに使用されている、油分や合成ポリマー、合成界面活性剤、防腐剤、合成香料、合成着色料など、肌トラブルの原因になりやすい成分を含まないので刺激が少なく、またクレンジングも必要ないので洗顔による肌の負担を減らせます。
そういったことから、敏感肌の方でも使用できると言われています。
最近では、皮膚科でもミネラルファンデーションをおすすめされることも多いのではないでしょうか。
わたし
肌にあまり負担になることはなさそうだし、とりあえず使ってみようかな!
ミネラルファンデーションを選ぶときの注意点
ということで、ミネラルファンデーションを使ってみることにしたのですが、どこのメーカーのミネラルファンデーションを使おうか悩みました。
ミネラルファンデーションと謳っているけれど、中には成分が一般的なファンデーションと変わらないというような商品もあります。
ミネラルファンデーションに明確な定義がないことが、そういった品質の差につながっているようです。
購入する前に、必ず全成分をチェックする必要があると思いました。
そして、ミネラルファンデーションでよく問題になるのが、ナノ化とコーティングに関してです。
この問題をどう考えるか…
まず、ナノ化について。
主に酸化チタンが取り上げられることが多いように思いますが、ナノ化とは、肌への密着感を良くしたり、白浮きしないために粒子をナノサイズにすることです。
ナノ化された酸化チタンや酸化亜鉛は「経皮吸収されて悪影響を及ぼす危険性があるのではないか」ということが懸念されているのです。
これに関して有益だと思う文献を見つけました。
ナノ粒子の皮膚浸透性と安全性について、下記のように結論づけられています。
酸化チタンや酸化亜鉛は水にも油にも溶けないので、皮膚から吸収されることはない。
またそれがナノ粒子であっても皮膚を浸透・透過することはないと考えられる。
しかし、毛穴などの付属器官や傷口には進入する可能性がある。
万が一、体内にナノ粒子が侵入したとしても、その量はごくわずかであり、重篤な炎症や障害は起こらないと考えられる。
わたしは、この文献を読んで、この問題に関してはそこまで神経質にならなくてもいいのかなと思いました。
次にコーティングについてですが、これは酸化チタンや酸化亜鉛に紫外線を当てるとその光触媒作用によって活性酸素が発生してしまうので、表面をシリカやアルミナでコーティングし、その光触媒活性を抑える処理をすることです。
化粧品に使われる酸化チタンは、光触媒活性の低いルチル型がほとんどだそうで、さらにコーティング処理をすれば、活性酸素の発生がかなり抑えられると言われています。
上記の文献でも、ルチル型でシリカコーティングされた酸化チタンを使用しており、その結果が示されています。
これらを踏まえまして、わたしは、ナノ化に関しては正直どちらでもいいのかなと思ったのですが、コーティングの処理に関しては、商品を選ぶ上で重要視したいポイントだと思いました。
色々なメーカーのものを吟味して…
わたしが最終的に選んだのはETVOSのミネラルファンデーションです。
はじめて使うのでお試しということで、ミネラルファンデーション スターターキット を注文しました。
とてもお得なセットでした!
ご興味のある方は、ぜひチェックしてみて下さい!
なぜETVOSを選んだのか?実際にETVOSのミネラルファンデーションを使った感想はこちらの記事に書きましたので、あわせてお読みください!
メイクをすることによって得られるメリット
製薬メーカーのガルデルマのサイトに興味深い記事を見つけました。
酒さによる顔面紅斑(潮紅)の影響に関する大規模な国際調査に関して記載されているのですが、それによりますと「顔面紅斑は生活へネガティブな影響を及ぼす」ということが示されています。
わたしは酒さ様皮膚炎も経験していることもあったり、肌のことでずーっと悩んできているので、余計なことをしてまたひどい状態になったら嫌だという気持ちが強く、化粧品を使うことにあまり積極的ではない部分があります。
そのため、外出するときも赤みを隠さないでそのまま出かけることも多いのですが、顔の赤みを人に見られることに多少慣れたとはいえ、無意識のうちにそれに対してストレスを感じているかもしれません。
そして周りの人がわたしに対して抱く印象…
そう思うと、肌への負担を気にしすぎて何もせず赤いままでいるよりも、肌に負担がなるべく少なく自分の肌に合ったと思えるものであれば、日々のメイクに取り入れて、気になる赤みなどの症状をカバーした方が自分にとってメリットが大きいのではないかと、この記事を読んで思いました。
酒さは、赤みなどの症状によって見た目にも影響が出てしまいますので、心理的負担も大きいと言えます。
治療し症状をコントロールすることはもちろん大切だと思いますが、メイクによってその症状を目立たなくさせることができれば、日常生活への影響を改善できると思います。
メイクをするということは、そういったメリットを得ることができるんだと改めて感じました。
まとめ
今回は、酒さになってから変えたベースメイクについて書かせていただきました。
メイクによって気になる症状をカバーすることで、少し前向きになれたり、そういった心理的負担を軽減してくれる可能性があります。
医学的な治療が中心であることはもちろんですが、メイクというアプローチも酒さの症状をコントロールしていく上で、大きな役割があるのかもしれないと感じました。
しかし、酒さは一部の化粧品やメイクによって誘発されることもあると言われています。
どういった商品を使うのか、慎重に選ぶ必要があると思います。
自分の症状を悪化させてしまう成分がわかっている場合はいいのかもしれませんが、やはり肌に刺激のある成分が入っているものは避け、なるべく落としやすいものを選ぶのがいいのではないかと感じています。
化粧品を選ぶときは、必ず全成分をチェックしましょう!
また、そのときの肌の状態によっては、メイクは控えた方がいい、というような場合もあると思いますので、治療中の方は主治医の先生に相談していただいた方がよろしいかと思います。
以上、ご参考になれば幸いです。
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