わたしは2018年4月に10年ほど勤めていた会社を辞めました。
それは「過敏性腸症候群」と診断された腹痛が原因です。
わたし
今回は、仕事を辞めてからのわたしの症状の経過を書きたいと思います。
腹痛で悩んでいらっしゃる方に少しでもご参考になれば。
仕事を辞めてから症状に変化はあったのか?
仕事を辞めてからは、以前のように食事を極端に我慢する必要もなくなったので、それが本当にうれしかったです。
わたしは食事をすると腹痛を起こしていたので、仕事の日は食べられないことが本当に辛かったのですが、仕事を辞めてからは、もし腹痛を起こしたとしても横になって休めるので、気持ちがとても楽になりました。
退職後の1か月間は、症状が軽かったり、症状が出ないときもありました。
わたし
仕事辞めてから腹痛よくなってきてる!
やっぱり仕事のストレスが原因だったんだ…
しばらくゆっくりしていれば治るかも!
しかし、夫からは「詳しい検査を受けた方がいいよ」と何度となく言われ続けていました。
わたしは、もうよくなってきているんだからその必要はないと思っていました。
なんとなく、このまま症状は落ち着いて、そのまま治っていくような気がしていました。
しかし、ある日突然、再び食後にひどい腹痛を起こすようになったのです。
その原因として思い当たることは特にないのですが。
それから症状は、よかったり悪かったりの繰り返しでした。
治っていくものだと思っていたので、また腹痛が起こるようになってからはショックで仕方ありませんでした。
どんなときに症状が出るのか、症状が出ないときはどんなときなのか、自分でもまったくわからず。
わたしの生活上の行動は制限されていきました。
外食はできなくなり、自宅から遠く離れた場所へは行くことも不安で、難しくなってしまいました。
そして、腹痛の痛みも、ひどいときは本当に激痛で、まるで陣痛のようです。
横になってひたすら耐える。
寝る前に痛くなることも多く、痛くて眠れないこともありました。
そして、朝起きると必ず左の下腹部が痛くなるのが気になるようになりました。
過敏性腸症候群ってこんなに痛くなるものなのかな??
わたしは過敏性腸症候群ではないのでは??
何か怖い病気だったらどうしよう…。
だんだんと腹痛に対して不安が強くなってきました。
そして、やっぱりちゃんと詳しく検査してもらった方がいいかもしれない、と思い始めたのです。
総合病院へ紹介してもらうことを決意
ピルの副作用疑って受診した循環器科の先生が「かかりつけ医」のようになっていましたので、その先生に相談して総合病院に紹介してもらいました。
総合病院の初診の先生にそれまでの経緯を話しました。
先生は、どちらかというと婦人科の方で痛みが出ているのでは?と思ったようでしたが、わたしの訴えから、負担のないMRI検査をしてみましょうと言ってくれました。
後日、MRI検査を受けました。
結果は、異常なし。
ただ、婦人科で「多嚢胞性卵巣症候群」と以前に診断されていたのですが、それがMRIでも確認され、多嚢胞性卵巣症候群との診断は間違っていないということは明らかになりました。
さて、どうするかとなりまして、先生から胃カメラをやってみたら?と言われました。
お腹が痛いと言っても、女性の場合は胃下垂で下腹部が痛いと言うことがあるようです。
わたしの感覚としては、胃は関係なさそうだと思いましたが、胃カメラは今までやったことがなかったので、いい機会だと思って検査を受けることにしました。
やはり、結果は異常なし。
さあ、この次どうするか?
残すところ、あとは大腸カメラだけです…。
うーん、やりたくはない…。
しかし、先生の話によると過敏性腸症候群を診断するには、大腸カメラの検査が必須とのこと。
悩みましたが、結局、検査を受けることにしました。
結果、大腸カメラも異常なかったのですが…。
大腸カメラの検査は、とても面倒で大変でした。
ものすごい激痛…涙
鎮静剤の点滴をしながら検査を受けたので、なんとか耐えられました。
漢方を服用してみることに
大腸のカメラも異常はなく、結局のところ原因については何もわかりませんでした。
先生から、「過敏性腸症候群」だと断言はされなかったのですが、漢方を試してみてはどうかと提案されました。
女性の腹痛に漢方が奏功したという報告があるとのことでした。
漢方は「桂枝茯苓丸」が処方されました。
- ツムラ桂枝茯苓丸エキス顆粒 1回2.5g 1日3回 毎食前 35日分
漢方を服用してから、14日以上経過した頃だと思います。
いつも起床時に左の下腹部が必ず痛かったのですが、それが起こらなくなっていました!
相変わらず、食後に腹痛が起こることはあったのですが、起床時の痛みはそれからまったくなくなりました。
骨盤内うっ血症候群
漢方と女性の腹痛ということを調べていると、「骨盤内うっ血症候群」に桂枝茯苓丸が有効であったという情報を発見しました。
骨盤内うっ血症候群は、骨盤内の静脈の拡張とうっ血によって下腹部に痛みを生じるけれども、胃や腸、子宮や卵巣を調べても痛みの原因となるような異常がみられないそうです。
痛みは慢性的で、6ヶ月を超えて続く痛み。
痛みの部位は、左側を痛がる人の方が多く、痛みが起こるタイミングは、就寝中や起床直後など、長時間じっとしている時に多いとのこと。
わたしの症状にも当てはまる!
もうかれこれ半年以上ずっと痛みに悩まされている。
起床時に必ず左の下腹部が痛い…痛いときはたいてい左側…。
わたしは骨盤内うっ血症候群なのか!?
でも、食後に腹痛が起こるということを考えると、なんだか違うような気もします。
可能性はあるかもしれないので、婦人科を受診したときに相談してみよう。
あと2ヶ月以上先になるけど。
消化器内科はそろそろ受診日でした。
引き続き、経過を記事にしています。
続きは以下からどうぞ!
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